整形外科疾患
状況をしっかりと確認し、運動機能をできるだけ元の状態に回復できるように治療します。
整形外科の診療範囲は主に首から下の内臓器を除いた部分になります。骨、関節、靭帯、末梢神経、筋肉などの運動器といわれるものに関わる病気やケガを治療する診療科です。単に病気やケガを治すだけでなく、運動機能を元の状態に回復させることを目標として治療を行います。お子様からご高齢の方まで、どうぞお気軽にご来院ください。
首の痛み・肩こり・背中の痛み・腰痛
内科的疾患との鑑別を考慮しながら診断。
頸椎・腰椎の変形、肩甲部・骨盤周囲筋の緊張が関与していることがあります。投薬による痛みの緩和とともに原因の治療、再発予防が必要です。
〔主な疾患〕 変形性頚椎症、変形性腰椎症、寝ちがえ、ギックリ腰 など
肩の痛み・運動障害
まずは痛みの緩和と可動域を広げましょう。
四十肩、五十肩と言われるもののなかには肩関節周囲の筋バランスの異常や腱の損傷を合併していることがあります。
〔主な疾患〕 変形性肩関節症、肩腱板断裂、インピンジメント症候群、肩関節周囲炎、肩関節脱臼、肩鎖関節脱臼、肩関節周囲骨折 など
スポーツ障害
身体を使いすぎていませんか。負荷をかけすぎると様々な損傷を伴います。
スポーツの際の連続動作では身体の様々な部位に負担が蓄積され、痛みや動きの制限が出てきます。痛むところだけではなく、その近隣の関節や筋肉に原因が隠れていることがあります。
〔主な疾患〕 関節捻挫、靭帯損傷、疲労骨折、膝半月板損傷、投球肩、テニス肘、オーバーユース障がい など
骨粗しょう症
60代からは要注意。老後を元気に過ごすためにも、定期的な骨密度検査をおすすめします。
平均寿命が延び長寿国となったわが国では約1300万人の骨粗鬆症患者がいます。転倒による骨折以外にも、いつのまにか骨折(背中が曲がってきた)などもあり、自立生活の障害や寝たきり状態の大きな原因となります、特に大腿骨近位部骨折(脚のつけ根の骨折)では、術後の死亡率の増加や自立歩行が出来なくなる確率が高くなります。整形外科での早めの診療が必要です
膝関節の痛み
痛みの原因は、軟骨のすり減りだけではありません。
膝関節の異常を訴えて受診する方が増加しています。これは荷重関節でありながら股関節や足関節に比べ膝関節が非常に不安定な関節構造を呈しているからです。その結果、外傷、スポーツ障害による靭帯・半月板損傷や、加齢による軟骨の摩耗を原因とした疼痛・機能障害を引き起こします。専門医へご相談ください。
首~肩~腕・腰~お尻~脚まで続く
痛みやしびれ
痛みやしびれが放散していませんか。
頸椎(首の骨)や腰椎(腰の骨)の変形や椎間板ヘルニアではよく出る症状です。保存的治療(手術以外の治療)が主体ですが、治療抵抗・症状増悪時は手術が必要になるケースもあります。
「なんか気になる」「違和感を感じる」
痛みの感覚は人それぞれです。
それによって適切な治療をおこないますので、まずはご相談ください。